面談2
PC&ケータイから投稿。
約1ヶ月ぶりに、父の担当医の先生から、
なぜか兄のケータイに連絡があった。
いつもは実家に連絡があるのに、母よりも先に兄に連絡があったらしい。
兄は1度、父の面会に行った時、先生に会っている。
でも、兄曰く、直接、先生に連絡先を教えたわけではない、と。
先生が兄のケータイ番号をなぜ知っているのかは、未だ謎だ。
その後、母にも連絡があったので安心した。
先生によると、父の治療について見直すことがある、
治療薬を少なめにする方法の説明をしたいので、
また病院に御家族皆さんで来てくれないか、と。
このご時世、いや、世の中がこうなる前から、
説明をするから皆さんで来て下さいという先生は、
私達家族からしたら、本当にありがたいと思った。
また、先生自ら、直接、連絡をしてきてくれる先生(病院)も、
本当にありがたいと思っている。
入院経験がない私達家族は、病院側、先生方の事情を知らないけど、
先生それぞれのやり方なのか、
入院患者さんには毎回こういう接し方をしているのだろうか?
病院方針なのか??
前回は私の旦那が行ったけど、今回は母、兄、私で、
とても暑い日に、父が居る病院に行った。
前回同様、面談室に通され、父を3人で父を待っていた。
父は普通に歩いて私達の前に登場して来てくれた。
父の顔色や体型など、前回会った時と同じ様子に私は見えた。
入院生活では、決まった時間に、体を動かす&声出し&発音のリハビリを、
父なりに毎日頑張っているらしく、
多少はしっかりを話をすることが出るようになったかな、
と私は期待していたけど、まだ、どもる(言葉に詰まる)ことが何度もあり、
うまく話が出来ない感じだった。
そして、担当医の先生、研修医(?)の先生、
担当の看護師さん、父本人、母、兄、私が集まり、
先生による説明が始まった。
今までの父の治療経過などが書かれた説明書が配られ、
それを見ながら先生の説明を聞いていた。
説明の結果を簡単に言うと、
今まで検査、薬療法で治療をしてきたけど、
ある程度の数値は下がったものの、他の数値が未だ、高いところがある。
(病気が完治ではない)
このまま薬療法で治療し続けると、薬の副作用で体に負担がかかり、
入院期間も延び、感染症も心配だ。
そこで、薬を投与する数を減らしつつ、
新しい追加の治療をしてみてはどうか、
とのことだった。
薬の投与もしつつ、追加の治療を行えば、退院時期も早くなるそうだ。
先生が父に追加治療の許可をもらおうとした時、父は、
そんな大ごとな治療は受けたくない!
とはっきり言った。
私はその時、
「おいおい、また拒否ったよー。また2時間説得コースか??(>_<)」
と思った。
私達家族は、先生の説明がある程度終わったところで、
父の体調が少しでも良くなって、
少しでも退院時期が早まるなら、断る理由もなく、
ぜひ追加の治療をお願いします(m_m)
と、真っ先に心の中で思っていたけど、
先生の説明中に、イヤだ、と子どものように言った父(-_-;)
父のことを理解してくれながら先生は、
詳しく丁寧に私達家族に説明をしてくれて、
父への説得と、先生の父への優しい褒め言葉とで、父は、
「先生のこと、先生が言ってくれた言葉を信用して、治療してみます」
と納得してくれた。
また2時間説得はツライのでそれは勘弁(>_<)、
と思ったけど、
一回は迷ったものの、今回はすんなり承諾してくれたので本当に良かった。
説明会の後、父の病室に入ることができ、
部屋の雰囲気などを見てきた。
私はすかさず、少し早い父の日のプレゼントを渡した。
一日でも早く体調が元気になるように、と願いを込めて、
手紙も一緒に書いた。
手紙も病気平癒のお守りも、
大切にしてくれると良いんだけど・・・
父は、こういう所で生活するのは、まだ慣れないよ、
と嘆いていたけど、私達が帰ろうとした直前にも、
治療を頑張るよ!と元気よく言ってくれたので、私は、
その勢いだよ!それよ、それ!その気持ちが大事よー、
応援してるからね!とエールを送った。
私達が帰るエレベーターの前まで見送りに来てくれた父。
私が勝手に思うことだけど、
今回の追加の治療は、今までの薬療法のみでの治療よりも、
一時的に体に負担がかかり、短い期間の治療ではあるけど、
父自身が耐えられるかどうかということと、副作用なども心配している。
でもそこは、病院の治療実績と、先生を信じて、
私達家族は父を応援することしか出来ない。
私は父にはなれないし、娘ながら父のことを、
これ以上、体に負担のかかる治療はかわいそうだと思っても、
今は応援すること、父の病気が良くなることを、毎日、祈ることしか出来ない。
父には少しツラい治療になってしまうかもしれないけど、
先生方を信じて、心から頑張って欲しいと思う。
ああ、もう寝ないと(-。-;